2017.09.29

【コラム】ドローンで独立したい人が考えておくこと


ドローン活用したビジネスを始めよう

株式会社MM総研が公表している「国内ドローン市場規模(2016年度見込み~2021年度予測)および需要動向に関して調査結果」によると、日本におけるドローンの市場規模は、右肩上がりで拡大していくことが予測されています。2021年度の市場規模予想額は1676億円で、2018年度予想の714億円の倍以上。中でも「関連サービス」「活用ソリューション」の分野での成長は大きく、国内でも「ドローンの活用方法」に注目が集まっていることがわかります。
(データ引用元:MM総研「国内ドローン市場規模(2016年度見込み~2021年度予測)および需要動向に関して調査結果」https://www.m2ri.jp/news/detail.html?id=221

実際にドローンは今、全国各地の自治体・大手企業があらゆるシーンで導入を始めています。この追い風を受けて、「ドローンを使ってビジネスがしたい」という方も多いのではないでしょうか。実際に、当アカデミー主催の受講者から、「事業での活用方法」についての質問も多く寄せられています。

そこで今回はドローンを使って独立を考えている方に向け、事業を始める前に考えておくべき点と、ドローンを使ったビジネスモデルの一例を紹介します。

ドローンで独立する前の事前準備

考えておくべきこと
ドローンを購入し必要な技術・知識を身につけることで誰でも事業をスタートできる点が、ドローンで独立する最大のメリットでしょう。
ただし、独立する前に「見込み客、想定顧客はいるか」「どのマーケットを取りに行くか」と言った点を、ある程度明確にしてくことも必要です。
今までの仕事・人との繋がりを最大限に活かしながら事前に「周囲には需要がどれくらいあるのか」「事業とした時に利用してもらえそうか」を、あらかじめヒアリングしておきましょう。
また、ドローンを使いどのようなサービスを提供するのか、つまり「どのマーケットを取りに行くのか」を想定しておくことで、最初に購入すべきドローンの機種選びもしやすくなります。

必要な手続き
個人事業主でも法人でも、ドローンを使用した業務内容としては、特別な許可は必要ありません。ただし、ドローンは飛行可能なエリアに制限があります。制限のある地域で飛行を行う場合には、国土交通省の飛行許可を取得しなくてはなりません。申請は誰でも行うことができますが、慣れるまでは不明点や疑問点も多く出てくるでしょう。

初期費用について
業務として使用するレベルのドローン購入費用は、1台20〜30万円ほど(DJI社PHANTOMシリーズと仮定)。トラブルを想定し、予備の1台を購入しても40〜60万円ほどで開始することができるため、資金面でのハードルはそれほど高くない事業と言えます。

ビジネスモデル1 空撮
多くの方がイメージしやすいのは、ドローンによる「空撮サービス」。CMやプロモーションビデオで使用される映像をドローンで撮影し、そのデータを納品します。大手企業ほど写真・映像に関しては外注する傾向があり、ニーズも多いのが特徴です。
空撮ではクライアントがどの程度の映像・画質レベルを求めているかにより、機種を使い分けるのがポイントです。
DJI社のドローンは、国内シェアの95%を占めていると言われており、導入機として十分な機能を兼ね備えています。DJI社のドローンで有名なものとして、PHANTOMシリーズ、Inspireシリーズがあります。どちらも4K対応のカメラが搭載されていますが、価格はPHANTOMシリーズで20〜30万、Inspireシリーズで60〜70万ほどと、価格に開きがあります。
Inspireはレンズ交換が可能で、深みのある映像を撮影することができる点にメリットがあります。あらゆるクライアントの要望に応えやすい機種と言えるでしょう。
カメラの機能としてはInspireの方が良いものの、用途によってはPHANTOMで十分なケースもあります。映像制作会社からの依頼では、Inspireを使用した撮影が求められることもある一方、その他の現場(WEB上で使用する写真など)はPHANTOMで満足行く結果になることもあります。

このように、クライアントのニーズに合ったドローンの使い分けも身につけていきましょう。また、ドローンの空撮にはそれ相応の技術が必要です。中には飛行が難しい場所での依頼もあるため、技術力(テクニック)が次の仕事にも繋げるために欠かせないスキルになります。

ビジネスモデル2 測量
ドローンによる写真測量サービスも、「土木」「プラント資源管理」の分野で需要があります。これらの分野では今後、ドローンが必須ツールになってくるでしょう。その分、事業として伸び代がある分野とも言えます。

ドローンによる写真測量により、土地の形状・面積・体積を把握することが可能です。
ドローンをオートパイロットで飛ぶための設定をし、該当エリアを飛行させます。クライアントが求めているのは、ドローンを使用して集めた「データ」です。そのため、細かな撮影技術よりも、「どこをどう飛ばすのか」といった判断が必要なため、知識が問われます。
そのため測量サービスを行うのであれば、「どの機種を選ぶか」よりも、自分の操作・操縦がしやすいドローンを選ぶようにするのもポイントです。


ドローンで一歩を踏み出してみませんか?
同じ現場であっても、その時々の気候条件などにより左右される部分も大きく、毎回持っているスキル・技術をフル活用することが多いというのが現状です。たくさんの現場で経験を積むことも必要でしょう。普段なかなか入ることのできない場所でドローンを飛ばすことができる点は、ドローンビジネスの面白い部分の一つです。

予定していた日にドローンを飛ばすことができるよう、日々のメンテナンス・安全対策も欠かせません。ドローンに触れる回数を増やしながら、時にはプロにテクニックを教わることも大切です。

ドローンパイロットアカデミー東海では、実際にプロが現場で使うドローンにを使い、操作に慣れていただきながら「どこで飛ばすことができるのか」「飛行許可申請時のポイント」などの基本的な指導も丁寧に行っております。

次回の開催は2017年10月18日(水)9:00~17:30(スタンダードコース)です。事業相談・ドローン選びのアドバイスも行っていますので、ドローンを活用した事業を考えている方は、ぜひお気軽にご参加ください。